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アプト式鉄道に乗ってみよう

今回は久しぶりに鉄道をテーマにして掲載したいと思います

アプト式鉄道

アプト式鉄道とは1882年にカール・ローマン・アプトが開発した歯車を用いて勾配のきつい山を登っていく方式の鉄道です。文字通りアプトは開発者の名前が由来です。

珍しい方式のアプト式鉄道

鉄道は自動車と異なり、レールと車輪の接触面に作用する摩擦力(粘着力)が小さいため、10°以上の傾斜を登ることができません。
そこで、歯車のついたレール(ラックレール)と車軸の中央に円形状の歯車(ピニオンギア)を接触すさせることで粘着力を増大させ、勾配のきつい山でも登っていこうとするものです。

海外でもアプト式鉄道で走行している鉄道はありますが、日本では静岡県にある大井川鉄道井川線にあります。大井川鉄道はSLがあり、子供たちが大好きなトーマス号が走ってます。興味のある方はぜひ乗ってみてください。近々、大井川鉄道に乗る予定なのでアップします。

かつては長野県にもあったアプト式鉄道

1963年まで長野県にある信越本線の横川~軽井沢間にアプト式で列車を動かしていました。その付近に碓氷峠という難所があり、通常の列車では上ることができません。そこで横川駅もしくは軽井沢駅にてアプト式鉄道に対応した機関車を連結しておりました。

碓氷峠は66.7パーミル(1000分の66.7)の坂で日本で有数の難所の1つでした。1963年まで横川~軽井沢間を80分(最高時速9.6km/h)で走行しておりました。り速度が遅いため、高速化しようにも地形的な関係で長年、そのままの状態でした。最終的には1963年にアプト式が廃止となりました。

ご存知の通り、長野新幹線(現在の北陸新幹線)の開業により、当該路線はしなの鉄道に移管されましたが、維持費が膨大になることと高速化が難しいため、廃止となりました。

横川駅付近に碓氷峠鉄道文化むらがあります。そこでは実際に、本物の電気機関車を運転することができます。興味がある人はぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

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