今回も鉄道分野について掲載したいと思います。今日は大井川鉄道について紹介したいと思います。
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SLで有名な大井川鉄道とは?
数少ないSLが走る鉄道路線
大井川鉄道は静岡県にある鉄道で名前の通り、大井川鉄道に沿って走っている鉄道です。大井川鉄道は本線、井川線を持っており、本線 金谷~千頭39.5km、井川線 千頭~井川(現在、井川~閑蔵は運休)25.5kmの距離を走行します
井川線のきっぷは未だに硬券(こうけん)、軟券が売られている
硬券とは厚紙のようなきっぷで、昔は軟券とともに主流でした。現在のように裏に黒い磁気テープのようなものでなく、真っ白の状態となっています。
改札に出入りする際は改札鋏を使って、きっぷを切っていきます。改札鋏は△型、M型、半月型など形状が異なります。※ちなみに大井川鉄道はM型でした。
大井川鉄道の軟券
岳南鉄道創立60周年全駅入場券セット
岳南鉄道創立60周年全駅入場券セットの中身
軟券、硬券は中小私鉄で使われています。静岡県内だと天竜浜名湖鉄道、岳南鉄道、大井川鉄道で使われています。岳南鉄道や天竜浜名湖鉄道では記念入場券として硬券が発売されています。
興味のある方はぜひ現地まで足を運んでみてください!
SLに乗ることができる大井川鉄道
大井川鉄道に乗れる機関車はC11系という機関車に乗れます。C11型は1940年(昭和15年)から製造された機関車で、全国の普通列車や夜行列車など幅広い列車として運用しております。当時は国内で生産された石炭と水を使い、走っていました。現在、国内では石炭をほとんど製造していないので、オーストラリアなどの海外から輸出した石炭を使っています。
機関車を動かすにはかなり大変!
機関車を走らせるのは重労働!
電車の場合は、スイッチさえ入れれば、すぐモータが起動し、短時間で運行可能です。しかし、SL(蒸気機関車)は数時間前から窯を温めておかなければなりません。さらに水や石炭も距離によっては数百キログラム必要であるため、補充するだけでも大変です。
さらに機関士、機関助士2名が常に乗車する必要があります。機関助士は石炭を窯に投入し、圧力計を見ながら行うことが必要です。石炭の投入タイミングや入れ方を間違えると出力が最大限に発
機関士や機関助士が作業中で亡くなることもあった
機関車の運転室は運転している間、室温が40~50度に達します。夏場で熱中症で倒れて、そのまま亡くなったり、トンネルを通過中、煙で酸欠状態となって亡くなることがありました。そのくらい、機関車を運転するのは一歩間違えれば、命を落とすこともあるのです。
大井川鉄道ではトーマス号に乗れる!
大井川鉄道ではトーマス号に乗れます。ただ、乗車するには前売りで2か月くらい前から予約する必要があります。また予約自体は早い者勝ちでなく、抽選となっているため、早く予約すれば、必ず乗車できるものではありません。
続きは明日以降で掲載します!