【読書の秋】おすすめの本を紹介します。(2018年10月28日)
今回は話題を変えて、読書について掲載いたします。昨日、紹介した本について少し細かく掲載していきたいと思います。
Contents
本をあまり読まない人向けの本を紹介します
松本清張著 点と線
点と線はかの有名な作者 松本清張です。清張作品の一つとしての代表作品です。文庫本の厚みとしてはかなり薄いですが、あまり本を読まない方にはちょうど良いかと思います。文量としてはかなり少なめですが、ミステリー作品としてはかなり良くできた作品だと思います。
展開が度肝を抜くものでかなり面白い
内容としては福岡県の香椎で、二人の男女が遺体で見つかった事件を解決しようと刑事「鳥飼重太郎」が動き出します。遺体で見つかった男は官僚、女は料亭の女中であることがわかり、心中して自殺したかと思われました。
ところが、刑事・鳥飼はあまりに不審な死に方に疑問を感じたことから、一から操作することになったのでした。ここからは実際の本で読んでみてください。ただ言えることは最初の予想に反して、結末は意外の展開になります。そこが面白いところです。
はじめに読んだ本が面白くて、読書をするようになった
一番初めに自発で読んだ本は松本清張の「点と線」でした。はじめは時間つぶしに一番薄い本を選んで読んでみようと考えてみました。
ところが読んでみたら、かなり面白くて、電車をのりすごしそうになりました。
こうなったのも自分の好きな鉄道をテーマにしたものである、そしてミステリー要素があったということからは待ったのでないかと思います。
時代背景にギャップが出てしまうが、仕方がない
読んでみると分かりますが、現在とはなり時代背景が異なっています。例えば以下の通りです。
東京駅が登場するが新幹線がなく、横須賀線の列車本数が少ない
この作品自体は1950年代後半での発行であるため、新幹線は出てきません。さらに文中で横須賀線、東海道本線のダイヤことが触れられていますが18時台で横須賀線が15分間隔、東海道本線もほぼ同様のダイヤになっております。現在では、東海道本線で夕方で1時間で15本程度と高頻度で発車していることがわかります。当時は国鉄で、この時代は夜行列車が主流で近距離列車での利用者は現在よりも多くないためです。人口も5000万人程度と今より半分以下であるため、近距離列車は10~15分間隔で済むことができることが考えられます。
中央本線の列車も現在に比べ極端に少ない
文中で中央本線のダイヤについても言及されています。その中で「東京から国分寺まで15分間隔で発車・・・」という記載があります。
「え?何かの間違いか」と思われますが、当時の国分寺は住宅地でビルはそんなにありません。現在では国分寺はビルが立ち並んでおり、本数も2~3分間隔で高頻度で運転しております。現在の状態を思い描いていると、そこで躓きますので注意するようにしましょう
夜行列車が頻繁にやってくる
当時の東京駅では夜行列車が頻繁に発車しています。現在ではサンライズ出雲・瀬戸のみとなっており、現在にとっては非常に残念なものですが、時代なので仕方ありません。
「点と線」の総評
時代背景にはギャップはあるが内容は非常に面白い
上記でも述べましたが列車ダイヤや人々の生活の観点からするとギャップがどうしても出てしまい、ピンとこない箇所が出てしまいます。ただ、それを打ち消して、ストーリーの展開でカバーされていますので、非常に良い出来だと思います。ミステリーは初めての方も、分量が少なく、難しいことばも出てきませんので、すんなり入ってくると思います。ぜひ読んでみてください!
映画版も合わせてみる必要あり!
ビートたけし主演で映画版「点と線」があります。どうしても本から入りにくい方はこれを見てから読んでみるとよいかもしれません。
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特に文庫本は2~3割、洋書の場合は最大4~5割程度で購入できます。※新書の場合はあまり割り引かない場合があります。
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