不動産に関する税金とアドバイス
今日も不動産に関する税金について掲載したいと思います。
居住用財産の税率
居住用財産は所有年数によって税率が変わります。具体的にはある条件において5年を超えると税率が優遇され、税金への負担が軽くなります。税率は具体的には以下の通りとなります。
- 一律15%(取得した日の翌日から売却した年の1月1日までの所有期間が5年を超えている)※5年以内であると一律30%となります。
長期譲渡所得の特例(所有10年越の居住用財産)
- 譲渡益6000万円以下の部分 ・・・10%
- 譲渡益6000万円を超える部分・・・15%
優良住宅地の造成等の譲渡(所有期間5年越)
- 譲渡益2000万円以下の部分 ・・・10%
- 譲渡益2000万円を超える部分・・・15%
ただし、ここでいう所有期間は譲渡した居住用財産が譲渡した年の1月1日においての期間となります。
居住用財産の買い替え特例
マイホームを買い替えると下記の特例が受けれらます。ただ買換え特例は制限が多く、同時に複数の特例を受けることはできず、単体でのみ有効です。
- 居住用部分の床面積が50m2以上でかつ家屋の敷地面積が500m2以下
- 譲渡した年の前年、譲渡した年、譲渡した年の翌年までの間に取得したもの
- 譲渡にかかる対価の額が1億円以下であること
マイホームの購入について
マイホームは買う前にじっくり考えてからでないと失敗しやすくなります。団塊の世代の人たちがバブル期に7~8%という現在では考えられない高金利のローンを組んだために返済することができず、自己破産する方が多数いらっしゃいます。私が思うとマイホームを買うには以下のことを十分留意する必要があります。
- マイホームは容易に買うな!できれば賃貸に!
- マイホームは負債なり!持った時点でお金を食いつぶす!
- マイホームが資産になるのは高度経済成長で物価がどんどん上がり続ける状況のみ成立するが、いまはデフレで物価も下がり、空き家が増えている状態であるため、価値は目減りする。まだREITでずっと持って、配当をもらったほうが賢明
- マイホームは税金からとる側にすれば「オイシイ」、銀行も金利収入が入ってさらに「オイシイ」
あとは皆さんがマイホームを買うかどうか決めてください!