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鉄道のトリビア ~信号編~

今回は鉄道分野について信号を取り上げたいと思います

道路の信号機と鉄道の信号機とは同じか

道路の信号と鉄道の信号は似ているところもあれば、異なるところもあります。同じ意味を持つものとして青は「進め(厳密には進め絶対的な意味はなく、異常がなければ進んでよいという意味)」、黄色は「注意」、赤は「止まれ」という原則は同じです。

鉄道用信号機は4灯式、5灯式がある

道路用信号機は2灯式もしくは3灯式しかありませんが、鉄道用信号機では4灯式、5灯式があります。列車が多く走っている箇所では3灯式で合図することが難しいため、4灯式、5灯式にして、より細かなに列車の進行を制御をしています。

4灯式、5灯式では「黄」+「青」で減速(多くの場合は70km/h制限)、「黄」+「黄」で警戒(多くの場合は25km/h)で表現しております。

一部、ほくほく線やJR北海道の津軽海峡線では「青」+「青」の同時点灯で高速進行を示し、最高速度まで引き上げて進行せよという意味になります。

鉄道用語で「現示」(げんじ)というものがあり、信号機を意味しています。

運転士は出発進行といつもいっているのか

よく、テレビなどで何か物事を始めるときに「出発進行」ということがあります。
実は現場において、いつも出発進行というわけではありません。それは青信号が点としている場合のみに「出発進行」といいます。
黄色信号(注意信号)の場合は出発注意(しゅっぱつちゅうい)というように出発○○(○○は信号が何を示しているか)で使い分けをします。

ハイボールは信号機から来たという説がある

居酒屋でハイボールというものがありますが、由来として、鉄道用信号機から来たということをご存知でしょうか?もちろん、諸説いろいろありますが、こちらが最有力であると言われております。

西部時代の19世紀にイギリス発祥のボール信号機が多く使われていました。

ボール信号機は信号機についているボールを上がっていると、列車が来るぞということで付近の駅員に示しておりました。

当時はそんなに列車が多くないため、空き時間にアルコールを飲むことが多いようでした。その際、荒くれ物の男たちが、近くの信号機が上がってくると「おい、列車がくるぞ!おまえら!飲み干せ!」ということで全員が「ハイボール」と喚いて飲み干していくという習慣がありました。

当時アルコールはウィスキーに炭酸水を入れて飲んでいたことから、それを「ハイボール」として世に出されたと言われております。

上記以外の説では、ある紳士がゴルフで思いっきりスイングしてボールがかなり高く上がり、ゴルフコース近くのバーにあったアルコール入りコップに紳士が打ったボールが偶然入りました。

そこで予期もしない出来事が起き、驚きつつも大きな声で紳士が「ハイボールだ」と喜んだことからハイボールと名付けたともいわれております。

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